【首相官邸Twitter】未接種者のほうが陽性者になりやすい??
2022年4月21日、首相官邸の公式Twitterアカウントから、コロナワクチン未接種者のほうがコロナ陽性になりやすいとも受け取れるような表が紹介されていました。
「詳細はこちらの資料p3をご覧ください」とのこと。
「ワクチン接種者のほうが感染しやすい」と世界中で報告されている状況とは真逆です。
どうしてそうなるのか??
東北有志医師の会 医師が解説(反論)いたします。
接種者、未接種者の新規陽性者数の比較ですが、結論から言うと、こんなものには、全く何の意味もありません。
というのは、例えば、接種、未接種にかかわらずPCR検査の陽性率が、10%だと仮定してみましょう。
とすれば、10万人なら1000人、1万人なら100人、100人なら10人の新規陽性者が発生することになります。
つまり極端に考えれば、未接種者100人を検査して、接種者を0人(全く検査しない)とすれば、当然、未接種者群での新規陽性者数は10人に対して、接種者群では0という状況(見かけ上の)を作り出すことが可能です。
本当にワクチンの効果を比較したいのであれば、全くの無作為に未接種者、接種者10万人全員をPCR検査してみて、陽性が何人発生したかを比較するか、あるいは、せめて検査件数をそろえるかをしないと比較にならないのです。
実際、ワクチンパスポートの考え方があるように、ワクチン接種しない代わりにPCR検査を強要される場面というものを考えれば、どうみても接種者よりも未接種者のほうがPCR検査件数が多いと思われます。
しかし、どの資料も結論への誘導ありきで、実際の検査件数は、記載していません。
これでは全く意味がないのです。
さらに、死亡者数、重症者数の比較ですが、これも色々と注意を持ってみなければなりません。
御存知のとおり、コロナ死の定義がでたらめですし、なにを分母として考えるかによって意味合いが変わってきます。
ワクチン接種の目的が免疫獲得であって、その引き換えに少数の死者を容認するという考えなのであれば、かたや、自然感染による死亡者数に対する分母は、日本国民中の免疫獲得者数ということになります。
ここで集団免疫という考えから、陽性者数の波のピークがその達成した瞬間ととらえれば、8750万人(日本人口1億2500万人の7割)が分母となるはずです。
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