心配しないで、大丈夫!リアルな医療現場から現状をお伝えします


2022年9月19日(月)放送分、20日(火)-21日(水)再放送分

エフエムたいはく「新型コロナ みなさんこれ知ってますか」書き起こし


聞き手(MC=野田紀子氏、以下M)皆さんおはようございます。「新型コロナ みなさんこれ知ってますか」の時間になりました。今日は 2回目のご登場となります、ご夫婦で(医療の)現場をやっていらっしゃいます方に お話を聴きます。今の(医療現場の)現実、事実がどういう状況であるかということも含めて 色々お話を下さるということで 皆さんぜひお聴きください。それでは先生 宜しくお願いいたします。

高橋医師(以下T) 宜しくお願いします。東北有志医師の会の (岩手県)北上で開業しております、高橋秀一郎です。宜しくお願いします。

M おねがいします。

高橋看護師(以下K) 私は看護師の高橋恵理花と申します。今日はよろしくお願いします。

M 宜しくお願いいたします。前にもご登場いただいたんですが 今現在も またいろいろと分かってきたということですが。

K はい。私たちのクリニックは 岩手県北上市にあって 医師は1名、看護師は私を含めて4名、事務3人でやっている小さなクリニックなんですけれども 一般外来は1日100人から多い時で120人超えて来院されます。(新型コロナ騒動が始まってから)約3年経とうとしていますけれども 発熱患者さんを受け入れるために クリニックの裏手に 大きなガレージを作りまして、これまでだいたい1万人近くの発熱患者さんに対応してきました。

M そうなんですね・・・!

K ドライブスルー外来というものを行っているんですけれども お車に乗ったままで 診察、必要があれば検査、そして会計までできるシステムで ずっとやっております。

M はい。

K 来ていただく前にまず電話で問診をして、ほんとに今診察が必要なのか、検査が必要なのか、お薬の処方まで必要なのか、そこでちょっとお話をさせていただいて、必要であれば来ていただくシステムをやっております。予約が一杯だからという理由で断ることはしないで、必要な方がいれば 人数の制限を行わず、すべて受け入れて診療を行っています。最近の発熱外来の状況をお話させていただきますと、第7波が来たと思われる 7月、8月の間、朝から 診療開始とともに 発熱患者さんからの問い合わせの電話が鳴りやまなくて。

M そうですか・・・。

K 午前、午後通しての診療となると30件以上の電話問い合わせで 電話が鳴りやまない、2回線ある電話が 常に埋まっているという状況が続いておりました。一般外来の診療の合間に こちらから一つ一つ 電話を掛け直して、丁寧に問診をさせていただいて 診察に来ていただくかどうか 決めているので かけ直す電話料金が (通常の)3倍に跳ね上がってしまいました。

M あー・・・。そうなんですね。

K  6月1日から7月31日までの間の(新型)コロナ陽性の患者さんは141名、この間、お話させていただいたあたりだと思います。その後、第7波と呼ばれるものが来た7月1日から8月31日までの(新型)コロナ陽性の患者さんは242名でした。(注:2か月ごとの単純比較)

M そうですか、やはり増えてますね。

K そうですね、100名近く増えています。ただ 9月に入って少し涼しくなってからは、電話の問い合わせは相変わらずあるんですけれども、来院に至るまでの患者さんの数は 確実に減ってきています。数はまだちょっと出せないんですけれども 7月、8月のピークは何とか乗り越えたかなあという印象です。

M そうですか。全国的な傾向でも だいぶ減ってきているような数字になって来てますよね。

T あとは検査数も(陽性者数に比例して)全国的に増えていたと思うんですよ。無料検査センターとかですね、今だと簡単に薬局とか(で買えますし)、職場でも無料の抗原検査キットも配られていますし、病院を受診する前に、キットで陽性になったけど どうしたらいいですかという問い合わせが 今非常に増えています。

M なるほどね。

K 30件ぐらい毎日 電話で問い合わせがあるんですけど、実際にご来院いただくのは15件くらいで、その9割で(新型)コロナ陽性が出るんですけど 9月に入って 電話問い合わせは相変わらずあるんですが 実際にご来院いただくのは10件ぐらいに減ってきています。当院では 開業した当初から常に「必要な時に必要な方に必要な診療を」というところを徹底していますので、軽い風邪症状の方は 市販薬で数日様子を見て頂いてから来ていただくようにして、あと 濃厚接触者になって不安だからとか 会社の指示で出勤するために (新型)コロナの検査を希望、という方は 申し訳ないですけど ご来院はお断りしています。

M そうですか。

K (新型)コロナの感染力はまずまずあって罹るといえば罹るんですけど 病気の勢いの方はすごく弱くなっているので 受診しなくても 問診、電話のやり取りだけで 数日で軽く治っていくケースがあるので 9月に入って、発熱外来の来院数が減ったのは その理由かなと思っています。

M そうなんですね。

T (新型)コロナと診断すること自体が大切なのではなくて その患者さんが(新型)コロナであっても無くても、自然の経過でよくなってしまえば、それで基本的には良いことなので、その中で自然の経過でもよくならない患者さん、それは(新型)コロナ以外の病気でもそういう経過をたどるケースはあると思うので そういった患者さんを拾い上げて適切に診断・治療していくのが我々の役目かなと思っています。

M まあ来院数が増えればね、お医者さんとしては 本当は良いわけですけどね。

K 収益にはつながりますから(笑)

M そうなんですけどね。でもちゃんと電話対応をされて、患者さんにとって必要な形で「来なくても大丈夫ですよ」って(言ってもらえるのは) 患者さんにとっては安心じゃないかなって思いますね。

K そういっていただくと ありがたいです。

M やっぱりね、プロの方に 大丈夫ですよって言われるか、自己判断するかっていうのはえらい違いなんですよね。

K そうですね。ご相談先があるっていうのは とても大事な事だと思います。電話対応も1件1件 こちらから折り返しをして(お話をして)、それで(用が)済めばそれで終わりなので、全く収益には繋がらないことの方が多いです(笑)。(逆に)電話代は3倍になるし(笑)。でもそれでも、「解熱剤を飲んで、水分を多くとって ゆっくり休みなさい」という私の指示の言葉をちゃんと聞いてくれて 次の日に「お陰様でよくなりました」という連絡を受けると、やっぱりすごく嬉しいですね。

M はい。

K (新型コロナの)検査をしてしまうと(そして陽性になってしまうと)、10日間の自宅待機、そしてご家族も濃厚接触者として 5日間自宅待機っていうのは まだ変わらないルールなので、その患者さんのご家庭の状況を見て。例えば、お嬢さんが今週末に(クラブ活動の)大事な大会を控えていますとか、そういう情報が入ったりすると、であれば、お部屋を離して、(陽性者の)お母さんは ゆっくりお部屋で休みなさいと。お嬢さんに近寄らないように。(お母さんの陽性を受けてお嬢さんが)検査をしてしまうと、お嬢さん 大会に参加できないわけですからね。

M そうですよね。

K そういうやり取りで(療養していただいて、後日)無事に(お母さんから)「私も治って、娘も大会に出られました」ってお電話いただくと すごく嬉しく感じます。

M なるほどね・・・。それは本当に 理想的な医療だなって私は感じます。

T そうですね。なので (新型コロナが)2類の指定感染症であり続けていることが 普通の医療ができなくなっている根本の原因だと思うんですよね。(新型)コロナはそもそも もうそんなまずい感染症ではなくて、今 看護師が申しましたように、もう自宅で様子を見られる、軽い患者さんであれば 一般の外来、我々のようなクリニックで自己完結できるような患者さんがほとんどでありますので、先ほど言った、7月、8月に242例陽性者がありましたけれども、入院になった方はゼロですし。(新型)コロナであっても 本当に重症で この患者さんは入院が必要だって判断すれば、指定感染症じゃなければ 普通の病気と同じように 公立病院に我々が電話して 「これこれなので入院お願いします」といえば事足りると思うので。そもそも 保健所を介するとか、指定感染症であるためのルールが存在すること自体が スムーズに患者さんが病院にかかれない、一番の原因になっているのかなって思っています。

M なるほどね。最初の頃はそうではなかったでしょうけれども ウイルスもどんどん変異して 今のオミクロン株のウイルスに対しては そんな縛りを多くするような状況ではない(必要ない)、そういう判断はでも国がやらなければいけないことでしょうね。

K 指定感染症になっているために (病院の)受診がスムーズにいかない、(病院に)かかりたくてもかかれない。(一方で)メディアではどんどん煽り、「コロナ後遺症」とか「子どもの死者が増えた」とか、「第何波が来た」とかいわれると、不安で(病院への)電話も増えるんですけれども、(それは、いざという時に病院に)スムーズにアクセスできないという気持ちがたぶん根底にあって、そこの焦りから (病院に)電話をかけて「受診したい!」「検査をしたい!」というふうになる方が多いなと。指定感染症にし続けていることの弊害というか。

M うーん。

K (新型コロナの)病気の勢いは弱まったので 治療が必要な方は減ったんですけれども 相変わらず電話の件数が減らないというのは やはり 指定感染症=恐ろしい病気、(新型)コロナは怖い!という不安に駆られた方からの電話問い合わせに対応するのが 今一番、大変です。

M そこが一番大変?(笑)

K 一般的には (新型)コロナの重症患者さんが(病院に)押し寄せて(それで)医療がひっ迫しているっていうイメージがあると思うんですけど 実際は 先ほど申した通り 病気の勢いは もうほんとにただの風邪、熱の風邪、のどの風邪、になってるんですけど、とにかく何が何でも検査を受けなければいけない、治療を受けなければいけない、病院の薬をもらわなければいけないっていう不安から、1日に3、4回電話をかけてくる方もいらっしゃるんですね。そういう電話がひっきりなりに鳴ると、一般診療の方も (1日に)100人超えて来るクリニックで 胃カメラ(検査)などもしていますし (電話対応は)ちょっと大変になってきましたね。

M そうですよね・・・。さっきおっしゃったように「必要な方に必要な医療・治療をやっていく」ということって 普通に聞くとそうだよねって思いますけど 逆に今は そうじゃない状態の現象が起きているんですか?今電話数がものすごく多いということは 皆さんが不安だったり 早く診てほしい 何か安心できるものが欲しいという心理や状況の表れじゃないかと思うんですけど。

K そうですね。早く受診しすぎてしまう。「さっき熱が出た」とか「今喉が痛く感じる」とか。私達は占い師でもなんでもないので(そういう症状だけで)「はいあなた(新型)コロナです」とかいうわけにもいかず 「まず経過を見せてください」というお話をします。熱が高くて苦しいようであれば 市販の解熱鎮痛剤をどうぞ飲んでくださいと。「今すぐ(新型コロナの)検査をして貰えないんですか」という方に対しては、当院では 抗原検査を採用しておりますので (新型コロナの)ウイルス量が十分に出てこないと正確に検査ができない、症状が出てから半日以上経ってから検査しないと正確に診断ができないので というお話をして、まず解熱剤が効くかどうか、(解熱剤を)飲んでも、熱が高くなってくるのかどうか そこをちょっと見せてくださいというふうにお話をして、そこで納得されれば 次の日に「熱、下がりました」とか「まだちょっと熱あります」とか(電話でお話いただいて)、まだちょっと熱高いですねという方には じゃあこちらに来て検査して お薬出しましょうねというふうに 行きたいところなんですけれども、やはり不安からか「今すぐ検査してほしい」と。何度お話しても「とにかくPCR検査を受けたい」と。当院はPCR検査は採用していなくて抗原検査だけなので (抗原検査は)今(はまだ)できないんですよ というやり取りが 同じ患者さんと何回もあったりして。

M そうですか。

K そういうやり取りをしながら、なんでこんなに不安なのかな、かわいそうだなと思って なんとかしてあげたいと思うんですけれども。とにかくゆっくりお話を聞いて、何回も説明して、結局 他の病院に行ってしまう方もほとんどなんでしょうけれども。次の日に電話をして「良くなりました」とか「まだ症状続いてます」とか(お聞きすることを)1件1件丁寧にしていくしかないのかなと思っています。

T あと(そういう神経質になってしまうのは)患者さんが悪いというわけではなくて、多くの患者さんは職場から「(新型コロナなのかどうなのか)白黒早くつけてこい」とかですね、学校から早く(新型コロナの)検査をしてくるように言われたとか 周りから言われて 早く検査しなくちゃいけないんじゃないかと思って 早めの受診とか電話相談をされるケースが結構多いんだと思うんですよね。

M そうですね。

T 本当に(新型)コロナは一部の人を除いては普通の風邪になって来ていますので やっぱり一刻も早く国の方から 指定感染症を外す(措置をしてほしい)、そうすればそもそも濃厚接触者(という区分)も存在しなくなりますし、普通のクリニックが 普通の風邪の患者さん(としての 新型)コロナの患者さんを診ることで 医療崩壊というのは圧倒的に防げることだと思うので、本当に早く普通の風邪にしてほしいなと思いますね。

K 会社から(新型コロナの)検査をするように言われたと(患者さんから電話で言われても)「当院では 会社からの指示を受けて検査をすることはありません。あくまでも患者さんの症状と経過を診て 必要な場合にのみ検査を行います」というふうにお答えするんですけれども、やはり 不安が強いのか 怒鳴って電話を切られる方もいますし。あとは(子どもが)学校に行けなくなるからとお母さんに泣きつかれることもあります。でもその子に早く検査をしたところで(抗原検査では)正確に結果が出ない、そこで陰性だからいいのか というわけではなくて、やはり具合が悪い時は 無理をせず仕事も学校もお休みしなさいと。検査云々じゃないんですよ、まずあなたが良くなってくるかどうか経過をみましょう、駄目な時はちゃんとこちらで診ますからというふうに 何度もお声がけをして それでよくなってくればいいんですけども まあ 他のクリニックさんに行って 結局検査が早すぎて 経過がわからなくて 症状がダラダラ長引いて 実は(新型)コロナでもなんでもなくて 盲腸(炎)だったとか。そういうパターンもあるので だから適時受診、適時治療・診察というふうに 私達はずっと心がけてやっているんですけれども なかなか 指定感染症=恐ろしい病気という不安から 皆さん 受診を焦ってしまうんです。

M まあね・・。毎日全国で(陽性者)何万人だ何十万人だ 最高は25~26万人だって出てましたけどね。私は あの報道は無しでいいと思っているんです。

K そうですね、煽るだけ煽って。

T あれは(新型コロナ陽性者)全員を絶対に捉えらえているわけではないので。(病院を)受診しないで 自然に治っている患者さんなんて その何倍もいるはずですので、あれは全く正確ではないと思います。

M そうですね、そう思います。でもあの(陽性者数の)数字が出てこないと 不安な人とかもいるんですよね。

K あの数字で一喜一憂されてる方 毎日ニュースの時間にいらっしゃるんだろうなって。

M 私は思うんですけども 本当に報道の仕方というのが大事なところだと思いますね。

K 今回の(新型)コロナに対してのメディアの責任というのは重いなというか 本当に責任をもって報道してほしいなと常に思っています。

T いまだにテレビでは「(新型)コロナはただの風邪だ」という報道は流れないですよね。大したことのないことをすごく大きく言って。今のオミクロン株が 完全に弱毒化して ほとんどの人にとってはただの風邪になっているのは 明らかに事実だと思うんですけれども、そこは絶対に報道しないので。やはり報道の仕方にはかなり問題があって、この報道が終わらないから日本だけが この(新型)コロナの騒ぎがいつまでも終わらないのかなというふうには思っています。

M なるほどね。マスコミの責任はやっぱり大きいですよね。

K 医療ひっ迫とか、感染爆発とか、感染者が急増!とか 色々(マスコミは)煽ってますけれども 今日ラジオを通じてお伝えしたいことは (医療)現場で実際毎日 (新型)コロナを診療している者としては、「(確かに)感染者の数は増えています、簡単に感染するので。ただ病状は、凄く軽くなっています」ということを、このラジオを聴いて(分かっていただいて) 「あ、よかった」「大丈夫だな」って ひとりでも思ってくださる方がいればいいなと思って 伝えに参りました(笑)

M そうですね。ありがとうございます。今日は時間なのでここまでになります。また次回は新しい内容になりますね。それでは皆さん ありがとうございました。

T、K ありがとうございました。



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東北有志医師の会

東北有志医師の会は、子供へのワクチン接に断固反対します。3月から5-11歳の子供たちに対し、厚労省はワクチン接種を開始しようとしている。驚くことに接種する側の小児科医たちは、このワクチンのことは全く何も知らない。スパイクタンパクの危険性すら知らないのだ。ラットの実験で48時間後にはLNPが卵巣に高濃度に集積するというファイザーの報告すら知らない。治験中であれば、そうした事実を全て説明する必要がある